お 知 ら せ
諸事情により皆様へのご訪問が当面の間、
遅れ気味となりますがご訪問はさせて頂きます。
また、休載の日があることもご承知おき下さい。
何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
あれから4年 [日記]
東日本大震災から今日で4年が経ちました。
本日はテレビや新聞など報道でも多く取り上げられています。
しかし本日以外では取り上げられることも少なくなり風化しつつあると感じてます。
そこで被災者であるチッチ家として皆さんにお伝えすべきことを今日は綴ります。
震災とペットをメインテーマとしていきたいと思います。
宮城県は東日本大震災で巨大地震及び最大35m超の大津波により大被害が出ました。
震災での宮城県の死者9539人、行方不明者は1249人になっております。
震災関連死も宮城県で認定されただけで910人おり、氷山の一角と思われます。
チッチ家も震災で大損害を被り、精神的被害は現在も続いているので思い出すだけでも辛い
津波被害の地区ばかりが報道で取り上げられてます。
しかし、津波被害地区は揺れが少し弱く5強~6弱程度。
内陸部は報道されませんが、揺れは強く6強~7でした。
大地震が起こってからも30分おきに震度4以上の余震が続く。
電気・ガス・水道・電話(携帯含む)のライフラインも全て寸断。
家屋内にはおられず1週間ほど自家用車内で過ごす日々。
幸い大きな車だったので生活は可能でした。
一番最初に回復したのが電気で4日目位に復旧。
屋内の一部を片付けて室内へ戻った。
車内生活でも使っていた寝袋で過ごし、亡き愛犬も少しはホッとしたようです。
7日を過ぎて水道が復旧し、多少生活が楽になってきた。
水を汲みに、遠方まで自転車で行っていたのでその作業からは解放された。
しかしだいぶ片付いてきた4月7日23時32分に震度6強の余震が襲来。
チッチ家付近は本震よりも揺れが強く更なる大被害
近隣マンションの物置のコンクリート屋根が倒壊し、自動車も潰される。
ここからは震災時で大事なことをお伝えします。
まず、集合住宅(特に高層階)の方は大変苦労するということです。
エレベーターが動かない為、荷物や水の搬入や搬出が困難です。
戸建ての場合は庭に避難すればよいが、部屋に入れない場合に居場所が少ない。
なので事前に避難所を把握しておき、避難所へ行くことを勧めます。
避難所には物資や救助部隊も集まるので有利です。
高齢者や障害者は特に大変になります。
ここからが最大のポイントです。
ペット連れの場合、ほとんどの場合は避難所では拒否されます。
国や自治体や省庁がペットOKと謳っていても、現実は違います。
ペットは全てにおいて後回しの対応となり、支援などはほとんどありません。
ペットも興奮状態になり、普段とは違う行動をとることも多い。
放飼いのネコの場合は帰ってこないケースも珍しくない。
なので、ペット連れでの避難所生活は不可能に近い
その為チッチ家では亡き愛犬と共に自宅駐車場及び庭での車内生活となりました。
ペットにとって万一の命綱となる、鑑札を身に付けさせたり、マイクロチップが有効です。
そして、普段からの備えがとても重要となります。
家庭にあるもので役立ったものは以下の通りです。
①トイレットペーパー
②食品ラップ(食器に被せて使うと洗い物が出ず、水が無くてもOK)
③インスタント・レトルト食品
④タオル類
⑤ドライバー類やペンチ等の工具
⑥スニーカー(何をするにも動きやすい)
⑦レインコート
常備しておきたいものは以下の通りです。
①懐中電灯(できれば単三電池対応で電池が長持ちするLED)で各室内に常備
②乾電池
③自動車内で家電を使えるようコンバーター等(ハイブリット車などは標準装備)
④ガソリン携行タンク
⑤カセットコンロ(屋外で使える風防機能付きがベスト)及びカセットボンベ
⑥水や食料品
⑦薬や絆創膏・消毒液・包帯など救急セット
⑧ヘルメット
⑨軍手
⑩ガラ袋(壊れ物をいれる土のうの袋みたいなものでホームセンターで100円程度)
⑪リュックサック
⑫自転車(ガソリンが無くなった際の移動手段)及びパンク修理キット
⑬割りばしやスプーン
⑭ウエットティッシュ(身体や顔を拭いて、お風呂に入れなくても対応)
⑮毛布
⑯カイロ
またアウトドア好きのチッチ家ではアウトドア用品が大活躍しました。
①ランタン(ガス式・電池式・ガソリン式)
②テーブル・椅子
③シュラフ(寝袋)
④クーラーボックス(3日以上保冷能力のあるもの)
⑤飯ごうやライスクッカー(ご飯を炊くもの)
⑥アウトドア用の鍋や食器セット
⑦スコップ
⑧小型のタープ(日除け)やテント
⑨ウオータータンク(大サイズ焼酎の空ペットボトルでも代用可)
忘れてはいけないのがペット用品。
①ペットフード(ドライ・缶詰)を20日分以上
②ペットシーツ(ダブルワイド等大きいサイズ)
人間(特に女性)もトイレとして使えます。
③オヤツ
④ペット用医薬品(ダニノミ駆除薬等)
⑤ドライシャンプー
これらの物が避難する際に取り出しやすい場所にあると役立つと思います。
昨晩降った雪は1cm程積雪となったが、日中は晴れて5℃程の天気
震災時はまだ生まれていないので震災の困窮生活未経験のチッチ。
チッチ家は職場に特別に支援物資が集まった為、しばらくそれで凌いでいました。
宮城県では仙台市は相当復興され、特に中心部はあまり震災の影響を感じません。
しかし他の市町村はまだまだ瓦礫が片付いただけで、まだまだ復興には程遠い。
液状化で砂が吹き出し、飛び出したマンホールも多かった。
以前からご訪問頂いた方はお気づきかもしれませんが、まだまだ地面が割れている。
市で管理する用水路脇の防護フェンスも意味があるのだろうか。
こんなに傾いているが、予算が無いのか一向に修繕される気配は無し。
とっても長い記事となってゴメンナサイ。
でも震災を風化させたくないのです。
震災を教訓に、皆さんに今後生かして欲しい気持ちですのでご理解ください。
一番言いたいことは、ペットも被災者であり人間以上にストレスを抱えているということ。
何より飼い主が平常心を保つよう心がけ、ペットに不安さを伝えないようにする。
普段からケージやサークルやバリケン等に慣れさせておくと、どこへ行っても大丈夫。
避難生活中もオヤツを与えたり、オモチャで遊ばせたりを忘れないでください。
そして、不安も人間以上に抱えているので、落ち着くまでは一時も離れないでください。
ペットの飼い主様、震災時はとても苦労しますが共にがんばりましょうね
チッチ家の被害に驚きました。。
昨日は震災関連のテレビ報道をみましたが
まだまだ苦しまれている方の多い現実。。
共に頑張りましょうね!
by ゲンママ (2015-03-12 06:40)
こうして見ると、曲がった電柱も、飛び出たマンホールも、当時は気持ち悪かったけど、今では見慣れてしまったね。
毎日がサバイバルキャンプ。しかも余震付き。
チャコのご飯もらったり、トイレットペーパー分けてもらったり。
本当にお世話になりました。改めて備蓄品を見直さなきゃ。
by ちょこ (2015-03-12 08:37)
すごい状態だったのですね。そうですよね現実ペットは完全に後回し・・・結局自分のペットは自分で守るしかないし飼い主自身も避難所へいけないですよね。でも飼い主にしてみれば家族とおなじですからね。私ならどこかでテントはって避難所の近くに・・・。ロッキーとすごすかも・・・
by みぃにゃん (2015-03-12 10:54)
すごい現状ですね。
精神的にも肉体的にもお疲れだったことでしょう。
経験からの備えは参考になりました。
ありがとうございます。
by sara-papa (2015-03-12 12:46)
貴重な体験談をアップして下さり、ありがとうございます。
東京でもかなりの揺れを感じ、掛けてあったウクレレ等が下に落下したり、飾り棚が倒れたりと今までにない経験をしました。でも東北での揺れは半端ないですね。当時の壮絶な状況を改めて認識致しました。辛い思い出だと思いますが、やはり決して忘れてはいけない出来事だとつくづく思います。
東京では3,11の後、電力を節約するため計画停電が行われました。その時役立ったのがヘッドライトでした。丁度夕飯前で、調理中いきなり停電し、登山等で使うヘッドライトが大変役立ちました。アウトドア用品は多少は持っていますがこうしてまとめて頂けると大変ありがたいです。足りない物もあるのでこれを機に買い足そうと思います。
みいにゃんさんが書かれているように、我家もこのような状態になったら避難所の近くにでもテントを張って生活するかもしれません(^^;長いコメントで失礼致しました。
by エンジェル (2015-03-12 17:33)
お写真を拝見、ご苦労が偲ばれます。
ペットの犬さんや猫さんへの経験された上でのアドバイス、貴重です。
役だったものリスト、新しい発見がありました、参考にします。
被災地の方々が新しい暮らしを歩んでいらっしゃるのを陰ながら応援しております。
用水路脇の防護フェンス、日本全国すべて不必要かと思いますm(_ _)m
by ojioji (2015-03-12 18:33)
貴重な写真も体験のお話もシェアしてくださって、本当にありがとうございました。
一週間も車で生活なさったそうで、想像もできない大変さがおありだったでしょう。
備えについても教えていただきありがとうございます。
本当の復興とみなさまの心からの笑顔が一日も早く見られますようにお祈りいたします。
by 森のノーム (2015-03-12 19:00)
すごい被害でしたねえ。
人間もワンコもよく乗り越えられました。
自分だったら、出来るかしらん。自信が
ありません。ワンコ3匹と一緒に死んで
しまいそうだわ。ふ~。
by yumi (2015-03-12 19:02)
本当に大変でしたね・・・
亡き愛犬ちゃんはお利口さんで唯一無事にいられる
場所を見つけて避難してたのですよね・・・
チッチちゃん家の常備リストを参考に
備えていきたいと思います
飛鳥が一人でお留守番中に地震が来たら・・・
と思うと恐怖です
by asukamama (2015-03-12 21:06)
本当に辛い出来事です。
うちもあれ以来、車にもこいつらの避難物資を積んであります!
僕たちのは、たぶん何とかなると思うのですが、やはり、ペットの分となると・・・。
いつかはまた来る大地震、なんとか最小限に食い止めたい。
by umesan (2015-03-12 21:22)
>>ゲンママ さん
いつもご訪問ありがとうございます!
大震災があるとペット連れはとっても苦労します(>_<)
ゲンちゃんは震災に遭わないといいね。
食いしん坊のゲンちゃんだから沢山フードを準備してね~(笑)
一歩ずつですが、頑張って行きます。
>>ちょこ さん
いつもご訪問ありがとうございます!
当時は苦労したよね(>_<)
余震付アウトドアは疲れたね。
見慣れた風景になっている自分が怖い。
自分の事は自分でするのが大震災の教訓だね。
私らの地区には消防・警察・自衛隊何も来ないし・・・。
>>みぃにゃん さん
いつもご訪問ありがとうございます!
今まで何度か取り上げた震災がテーマだったので見飽きたかも。
でも大事なことなので勘弁してください。
ペットには何も支援はありませんでした。
そもそもチッチ家には自治体等からは何の支援もありません。
ロッキー家付近なら避難生活が可能な気がします。
テント生活したらロッキー君はみんなと外にいれて楽しい気分
になるのかもしれませんが。
>>sara-papa さん
いつもご訪問ありがとうございます!
震災時はとても疲弊し、今でも影響があります(>_<)
何かしら参考にして頂ければ幸いです。
>>エンジェル さん
いつもご訪問ありがとうございます!
じっくり読んで頂いたみたいで嬉しいです。
都市ガスは復旧が1ヶ月以上かかって、風呂に入るのが
とても大変でした。
何かしら、今後に生きればと思ってリスト化してみました。
大震災だと避難生活はサバイバルです。
そして報道されていませんが犯罪も多数発生(>_<)
強盗・窃盗・空き巣・放火・強姦・傷害など知っているだけでも多数。
だから犯罪から身を守ることも大事。
可能なら避難所付近にいるのが良いと思いますよ。
ヘッドライトは絶対役立ちますね!(^^)!
>>ojioji さん
いつもご訪問ありがとうございます!
戦後空襲を受けた後の生活のような感じがしました
(その世代ではないですが)
まさしくサバイバル。
リスト化したもので少しでも今後に生かして頂ければ幸いです。
フェンスは不要ですよね~(^.^)
応援頂きありがとうございます。
>>森のノーム さん
いつもご訪問ありがとうございます!
役立ちそうなもののリストを生かして貰えれば幸いです(^.^)
避難するにしても揺れながらの行動なので大変です。
応援頂きありがとうございます。
>>yumi さん
いつもご訪問ありがとうございます!
当時は火事場の馬鹿力的な感じで生きることに無我夢中でした。
周辺でも路上で茫然としている人々も多かったです(>_<)
ワンコの為と思えば、頑張れました~。
でもワンコ3匹は苦労すると思います。
事前準備はしっかりしておいてくださいね。
>>asukamama さん
いつもご訪問ありがとうございます!
亡き愛犬は本当に特殊能力が強かった。
チッチも引き継いでいるような感じです。
リストは自分なりにアレンジして生かして貰えれば幸いです。
留守番中に地震が来たら、飛鳥ちゃんパニックになるかも・・・。
留守番中は安全な場所にケージを設置して入れておく方が
良いような気がします。
とにかく普段と違う行動をするので注意してくださいね。
間違って土鍋に入った飛鳥ちゃんを食べないでね(笑)
>>umesan さん
いつもご訪問ありがとうございます!
チッチ家も車内にある程度の避難物資は積んでます。
そして車の燃料もメーター半分で満タンにしてます。
どんなに自治体などが事前に対応を設定してあっても
パニック状態の避難所では機能せず、ペットは邪魔者扱い(>_<)
特にチッチ家やumesan家のような大型犬は邪魔者。
飼い主にとっては子供同然なんですけどね。
by ミラジョボチッチ (2015-03-13 04:16)
有益な情報、ありがとうございました。
うちは震災を機にマイクロチップを入れました。
by YellowDog (2015-03-13 07:59)
>>YellowDog さん
いつもご訪問ありがとうございます!
普段とは違って重い記事で恐縮です。
震災被災者として何か1つでも今後に生かして貰えれば
嬉しいです(^.^)
マイクロチップはとても有効です。
良く行くドッグカフェ&ドッグランは被災犬の受け入れシェルター
も震災後に併設して犬や猫を保護しています。
そこでも、マイクロチップ・ノミダニ予防などきちんと管理している
飼い主から見れば当然のことが全くされていない犬猫が多く
保護されて、とても苦労しているようです。
by ミラジョボチッチ (2015-03-13 10:42)